突然ですが、元々わたし竹村は教員志望でした。
大学に入って1年目は
学校の先生になろう教職課程を履修してたり、途中でダブルスクールしてたときもありました。
教育実習で教わった有難いお言葉
5年ほど前でしょうか・・・
自分は地元滋賀県の小学校に教育実習にいってました。
その時の担当の先生がとっても良い人で自分に言ってくれたことがあります。
どんなお仕事も誰かの役に立っているから、どの仕事が偉いとかないんだよ。
ありきたりな言葉かもしれないです。
実際その人がいい先生じゃなかったら、心には残っていなかった
と思うくらいの聞いたことのある言葉。
でも先生という職業をしていると
『自分が偉くなった』と勘違いする人があまりにも多いらしく
しっかり教えてもらったことをネタストックにベンチ入りしております。
先生って一旦なんなんでしょうね。
やきいもを買うことで、ちょっと幸せになれる。
さてさて、そんな素晴らしい教えを受けながらも先生にはならず
なんやかんやあって、今は焼き芋屋さんをやってます。
沢山のお金を稼げているかと聞かれれば、100万円の車を購入したくても
焼き芋を2000本販売しなきゃいけないという過酷なお仕事ですが、結構やってて楽しいお仕事です。
(もちろん原価は入ってない計算です)
※1万本売ったら500万です(サツマイモ1万本って家が芋で埋まる気がする。)
子どもたちも笑ってくれるし、そんな光景をみて自分自身も結構幸せだったりします。
「仕事やっててよかったな」って感じることが、1週間で10回くらいあるお仕事です。
もう人生を自己肯定感をあげる為だけに生きている気がします。
焼き芋を売ってたら
で。
焼き芋1万本売ろうと鴨川デルタで焼き芋を売っていると
とある出会いがありました。
”放置自転車の回収業者”です。
焼き芋を売ってる前に車が停車して、
放置シールを貼っている自転車たちを次々にトラックに詰め込んでいきます。
竹:『(この人たちって一体どんな気持ちで仕事してるんだろう…)
あっ!やきいも焼けてますよ!お客さま!!』
よきよき。
夕方鴨川デルタは焼き芋が結構売れるスポットなので、
焼き芋ソングを鳴らしていると、子どもたちが買いに来てくれます。
裸足で駆けてくる少女
よきよき。と呑気に思っていると、
小学低学年くらいの子がトラックに向かって走って来ました。
片方の足には靴を履いておらず、きっと必死になって戻って来たんだと思います。
トラックはすでに自転車でパンパンです。
数分間子どもが回収業者に向かって話してると
しだいにその子は曇り始め、泣き始めました。
”なんで!?なんで!?”と言ってます。
竹村は焼き芋を売りつつお客さま対応をしつつ、その様子を少し見てると
気がついたら優しそうな保護者であろう父親が合流していました。
回収業者に抗議しています。
どうやら詰め込んだ時点でもう自転車を返すことはできない感じです。
子どもは自分の自転車を指差して
ここにあるのになんで取られなきゃいけないの⁉︎
と泣いてます。
人から感謝されないお仕事も世の中にはあるのかもしれない
結果的にその自転車が親子に返還されることはなく、トラックは行ってしまいました。
この出来事から2週間経ったのですが、まだ頭でグルグル考えてます。
・焼き芋買った人は笑顔になり、自分も嬉しい。
・自転車を回収した人は悲しまれ、きっとその人たちも悲しい。
後者も確実に必要な仕事です。
道路の自転車を撤収させることで、
事故を未然に防げたり・治安が良くなったり
します。多分します。
回収する当事者も良心が痛むと思います
少なくとも自分は出来ないです、かなしみで食欲がなくなりそうです。
缶コーヒのCMで「世界は誰かの仕事でできている」
って言葉もあったけれど
まだまだ未熟者だと感じた一連の出来事なのでした…
ほなほな
『さあ!竹村のあしたはどっちだ⁉︎』
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