=前回のあらすじ=
おみこしは遊びじゃない!!!この地域では本気と書いてお神輿と呼ぶ!!!
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・封印されし3つのおみこし
前回神幸祭で八阪神社から御旅所に
3つのおみこしを移動させることに担ぎ手一同は成功しました。
還幸祭では再度それを担いで
様々な場所を各おみこしは移動していき、
なんやかんやあって最終的には八坂神社に移動するのです。
(今回の方が長時間移動になるので大変だよ!)
・おみこしには準備がある
おみこしの担ぎ手というのは単にパワーがあるだけでは駄目らしい。
なぜかというと『1回力を全力で発揮すればOKという問題ではない』だからです。
数学100点・国語30点・英語30点
では駄目なのです
(クラス平均が低い場合、おみこしが落ちるから)
毎回担ぐ中で担ぎパワーの高得点を叩き出さないといけない。
いわば「祇園祭おみこしクラス」に関しては
高得点ばかりのエリート集団なのです。
このエリート集団が本番に臨む前に行う準備をご存知でしょうか?
・鳴鐶(ナリカン)
これはおみこしに付いてるパーツの名称です。
この取っ手部分のパーツを担ぐ、いわば準備運動があります
この写真の金のヤツです。
一見軽そうに見えるのですが10キロはあるらしいです。
(重いわ!!そりゃ2トンに比べたら軽いけど)
このナリカンを持って
『ほいっとほいっと』することで各個人フォームをしっかり修正して
次の人と交代していきます。
※フォームが汚いと交代できないそうです。
(しかしこの担ぎ方ってのは誰から教えてもらえる訳でもないので、
見様見真似で習得していくそうです)
この準備をすることで本番に100%の力を発揮することができます。
これは轅(ナガエ)というおみこしを運ぶときの棒です。
※言わずもがなクソ重い
こんなに長いとターンするのも一苦労です。
みんな!!がんばって!!
・・
・・・・
・・・・・・・
おい!!!ダレや!?
いま”ピクミンみたい”って言ったヤツ!!
ピクミン2001年スタートに対して
祇園祭は平安時代(869年)からやぞ!!
むしろピクミンplay中に
『わー☆祇園祭のおみこし担ぎみたいー♪』
って思うのが妥当だろうが!!!!!!
ーーー
・そしてはじまる復路
はじまりました。復路です。
竹:『あれ?』
竹:『なんでパチンコ屋さんの前で待ってるんだろう…?』
=実はおみこしスタートから30分ほど前=
藤田:『御旅所のスタートのところは人が多いから
寺町通りのパチンコ屋さんの前が一番良い観覧スポットだよ』
”来そう感”がまったくない。
竹:『本当に来るのか?』
待つこと10分…
※太鼓通過
※馬さん通過
普段ならスマホで撮影されまくる馬さん
祇園祭においては観客は注目してくれません。
馬さんかわいそう…
そして……
ほんとに来た。
竹:『きたよ、ほんとうにきたよ!!藤田さん凄いな!!!』
藤田さんがメッセージで
予め見所の時間・場所を予言してくれてました。
藤田さん、ノストラダムスかよ。
ーーー
・おみこし、担ぎまくり。
大丸さん付近
四条烏丸付近。
ここでは交通規制がかかっており、車線が2つ封鎖されてます。
前回の四条通りの御旅所前の封鎖もそうですが
こんなメインの通りを封鎖することができる地域
って凄いですよね。
・ときおり、祈りを捧げる
京都には、いろんな場所に神さまが宿っているそうです。
ポケストップにギリギリなってそうな小さいところにも
止まって祈りを捧げる機会が見られます。
・一方。マクドナルド四条烏丸店では
「水分補給をしなくちゃ」と思いマクドナルドに来ました。
竹:『あれ?この人たち、おみこしやってるの知らんのか?』
どうやら、おみこしを注目してる人は”一部のコア層”であって
普通の1日を過ごしてる人のほうが多いようです。
竹:『もったいない!(アイスコーヒーウマー。)』
・いろんな役職があります。
マクドから飛び出して三条通りをダッシュしてると
偶然、三若みこし会チームと遭遇しました。
・宮本組
衣装が違う人たちは宮本組という凄い人たちだそうです。
この人たちはおみこしは担ぎません。
休憩中も椅子が用意される強キャラぶり
・白馬の王子さま
名称は知りませんが、リアル白馬の王子さまです。
ぜひプロポーズしてみましょう。
・参勤交代で姫がのってそうなヤツ
竹:『姫!!ひめ〜〜!!!(言いたいだけ)』
・大学の職員さん
※左は山本さん、看板がYAMAMOTOというミラクル
・筒香に似てる先輩
竹:『これは日本の4番。』
※いろんな人が関わってます。
・上にあげて鳴らす!!
皆さん、担ぐ位置をご覧ください
担ぎ:『ほいっと!ほいっと!(ほいっと!ほいっと!)』
基本的に、この位置で担ぐ訳ですが。
重要ポイントでは、この位置まで上げるときがあります。
うん、きつそう。
・重要ポイントでは沢山集まる
21時半を回ったくらいですが、この状態です。
見どころポイントでは
ポジショニングが大切ということがわかりますね。
・佳境へ
三条商店街から、八坂神社まで移動していき…
・南門は早めに入っておいた方がいい
全てのおみこしは八坂神社に到着するのですが
正面から観るよりも南門から入る方が良いアングルで観ることができます。
しかしこの南門
おみこし通過直前は封鎖されます
そのため、なるべく早めにこの門を通過しておくことをお勧めします。
もし通過できると…
・最高のアングルで撮れます
竹村は基本的にはムービーで撮っておりまして
そんなに良い感じの写真では無いかもしれないですが
間違いなく撮影するなら良いところです。
基本的には
・高い位置
・おみこしより前にポジショニングをとる
・荷物を持ちすぎない
の三原則を守るようにしましょう。
2つのおみこしは既に到着済みで、西御座のおみこしが最後でした。
担ぎ手さんは最後の力を振り絞ってほいっとします。
・おみこし、帰還。
全てのお神輿が戻りました。
リーダーがメンバーに対して
『ことしもお疲れさまだったな』的な今日の所感を伝えていきます
そのため観客の皆さん及び会場は少し終わりのムードに包まれるのですが
実はこれで終わりではありません。
・御霊移しの儀
リーダーが話があるくらいのときに会場に音声案内が入ります。
『これより御霊写しの儀に入ります。
会場のみなさまは携帯の電源オフ、
及び”光の発するもの”の使用をしないで下さい』
竹:『(なにか始まるのかな?)』
=5分後=
※全ての電気が消えました
これ!すごいです!
カメラとか全て使えないので撮影してませんが
月明かりの元で
”おみこしに宿った魂を本殿に移します”
竹:『本当ですって!なんで!?えっ!?
なぜ?なんで誰も信じてくれないんですかーー!!!』
※来年自分の目でご覧ください
・打ち上げ
前回同様、打ち上げが開催されました。
みなさん本当に疲れれてるのかな?
と思うくらいハイテンションにお酒を飲んでました。
(そんな中……)
藤田:『竹村くん、2次会くる?』
大学生のとき
経営学部の先生から会得した唯一の教えを活用しました。
お金が少しでもあるなら、二次会・三次会には行ったほうがいい。
物語も飲み会も『大切な話は大抵最後の方』に出てくる
既に時間も終電を過ぎてます、行かない理由はありません。
・大学で学んだこと、活きる。
藤田さんは京都での祇園とかのお店を熟知してるお方。
『普通にぐるなびで検索してランキングが高いところ』
ではないところに連れて行ってくれます。
細かい路地を歩くと…
・素晴らしいお店に到着
きっと、自分も疲れてたようです
出てくる美味しいすぎる写真を撮ってませんでした。
しかしながら
追いかけてるときに放出された汗で失った塩分が
九条ネギの鶏鍋や、美味しい食べ物によって補給されていきました。
幸せです。幸福です。
・帰り道
全てが終了したときは4時半くらいでした。
錦市場をふらふら1人で歩いてると
さっきまでナリカンしてた場所とは思えない閑散具合
祭って凄いですね。
・夏はこれからだ
早朝のまちを歩いてたら、ランダム再生してた携帯から
福耳の『夏はこれからだ!』が流れてきました。
竹:『そっか。夏はこれから…これからだよね!!』
そんな気持ちになりながら、
クーラーが付いてない室内平均30度を超える
新竹村家に帰りましたとさ。
ほなほな
『さあ!竹村のあしたはどっちだ⁉︎』
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