五山の送り火編 〜あらすじ〜
=前編=
山をのぼり薪を運ぶ私たち。
運び終わったので、カツ丼を食べに行こう!!
=後編=
点火が終わって下山してたら
藤田さんが”少し面白いものがこれからみえる”
って言ってたけれど一体なんなんだろう?
・暗い夜道を下山する途中
藤田さんと一緒に竹村は真っ暗な山を下山しました。
携帯のライトがない時代は懐中電灯を持ってきていたのでしょう
光がないと下山できないレベルです。
いよいよゴール
30分ほどは足元に集中してたので
気がついたら消防用の車が入れる場所まで戻ってこれました。
藤田:『ここだよ!!竹村くん!!』
『京都五山の送り火』の詳しい人は知ってる、もう一つの見所
藤田さんは
『関係者以外の人は入れない警備員がいるゾーン』を指さします。
藤田:「竹村くん問題です。”一体これは何の人たちでしょうか?”」
竹:『え?』
(みなさんもお考え下さい)
関係者じゃなさそうな人たちがゾロゾロ待ってます
一体この人たちは何者なんだろう?
竹:『近くに一般の人が観れる良いスポットがあるんですか?』
藤田:『実はね…?』
・五山の送り火は終わってからもアツい!
この人たちは予想通り「一般の人」でした
私服の人からトレイルランの格好をしてる人もいます
大文字の火が消えた30分後
21時半頃からは”一般の人の登頂が可能になります”
もう火は消えてるのに、今から待ってる人たちは急いで山を登るそうです。
それはなぜか?
実は…
燃えた『消し炭』にはご利益がある
そうです。
人の願いが送られた炭を持ち帰って家に飾ることで
「厄除け」や「無病息災」のご利益があるそうです。
(ぜんぜん知らなかった…)
基本的には夜明けと共に登り始めることが多かったのですが
早く登頂しないと
良い消し炭はすぐになくなってしまうので
このように様々なルートから山を登って
良い消し炭を狙った人たちが争奪戦をするのです。
藤田さん曰く
中には20年以上消し炭を回収してる猛者もいるらしいです。
普通の人:「大きな綺麗な形の消し炭」
を狙うらしいですが
猛者:「限りなく小さくなった消し炭」
を全力で探すそうです。
その猛者さんは長年の経験から
猛者:「元々は他の人の願いが書いてる割り松だから
”しっかり燃えて願いが送られてる”限りなく燃えきった、
消し炭を選んだ方が良いだろう。」
という理論を展開しているそうです。
・21時半のタイミングで入り口待機
・しっかり燃えてるものをさがす
の条件を考えて是非動いてみてください!
竹:「色々あるんですね。あっし、なにも知らずに下山しちゃったよ」
藤田:『まあ、来年もチャンスがあればだね!』
そして銭湯へ…
2人は銭湯に行きました。
汗を流したあとの銭湯は最高です。
銀閣寺付近にある銭湯「銀水湯」さんに行って
汗を流してスッキリしました。
さらに…
藤田:『竹村くん、このあと時間ある?』
竹:『あります!原付で来たんで!』
ということで!
やきにくの時間だ!!!!!
この日は既にカツ丼を食べてますが
山登りもしたので、エネルギー消費が著しくお腹もペコペコです。
こんな素晴らしい日が毎日続けばいいのに…
(この藤田さんの爽やかさ)
この夏は藤田さんに色々京都イベントに連れて行ってもらって
既に最高なのに
蕎麦屋さん、焼肉屋さんに連れて行ってくれるなんて…
”どうやったら、こんな大人になれるか全くわからん”
店長さんと消し炭の話を早速してると…
めっちゃ旨そうなお肉が出てきました。
ご飯は釜で炊いてくれました。
竹:『ごはんが輝きを放っている。』
・いわずもがな
問答無用の美味しさのお肉とごはんでした。
※『うまいっす!!』程度のポキャブラリーでしか伝えられない
※そして藤田さんは帰って行きました
『京都の面白いところって沢山あるけれど、案外そこがマッチしてない』
ということがお店で話題になりましたが、
それこそ京都文化を学ぶ学生さんとかも
座学だけでなく、実際に現場に連れて行ってもらえる環境があれば
もっと関心をもてるんだろうに…
と思いつつも
竹:『5人とかなら焼肉ルートなかったよね!
ラッキすぎる!!なんて自分は運がいいんだ!!
絶対若い衆たちにはこの座はやらん!!!』
これを独り占めできた優越感に浸りながら帰宅しましたとさ。
ほなほな
『さあ!竹村のあしたはどっちだ⁉︎』
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