前回のあらすじ
台風24号が上陸するということで、
やきいも屋さん号に防御態勢を取らせました。
いよいよ台風がやって来るという事で、竹村は避難所に避難することに。
一体どんなひとたちがいるんでしょうか?
避難しました。
種子島の人口は約3万人住んでます。
みなさんが思っている以上に人間が住んでいます。
施設に入ると入口に『利用者名簿』みたいなのが置いてまして
・名前
・年齢
・利用人数
・住んでる所
の記入することになってました。
竹:『他府県から来た人は迫害されるのかな?』
とビビりつつ記入しましたが
スタッフさんは何も言わず施設に入れてくれました。
わーい。
ここは一種の国です。
やっぱり40歳以上の方々しか避難所には来ておらず
若い人たちは自宅で台風を乗り過ごすようです。
ご覧のとおり、ご老人がこの世界を支配してます。
これが少子高齢化の日本です。
みなさん台風の経過情報が気になってるようです。
種子島は「平均風速45メートル」って言われてました。
この表的に言えばトラック横転レベルらしいのでそりゃビビります。
溶け込む
ニュースを見てると
A婆:『あんな見ない顔だね。どこから来たんだい?』
と「人生で言われそうで言われない言葉」で喋りかけれました。
竹村:『滋賀県からです。なんか観光に来たら、それどころじゃなかったです。』
竹村はA婆とお話してました。
初めの方は
A婆:『今回の台風は種子島でも滅多にない規模だよ』
と台風情報を話していたのですが…
30分くらい経過すると
A婆:『娘がなかなか帰ってこないのよね、
こんなときに電話の1本でもよこなさいなんて薄情な娘だわ。』
竹村:『そ、そうですよね。』
さらに30分ほど経過…
A婆:『タバコ吸いに行くわ』
竹村:『どうぞどうぞ。』
結果的に『娘が東京に就職してしまった話』を長時間聞くことになりました。
A婆も色々寂しいんだろうし、少しくらいなら聞きますよ。
そう…ココまでは良かったんです…
B婆登場
ビックリしたのが、島なので色々なコミュニティに分かれてるらしく
微妙に避難所内でもグループに分かれていました。
A婆グループは年齢的には若い方で60歳くらい
B婆グループはちょい上くらいでした。
B婆:『お兄さん。お兄さん。』
今度はB婆に呼ばれました。
竹村はテレビ付近の椅子から少し離れて、B婆の元に移動します。
B婆:『あなた、京都に今住んでるだってね。私、昔観光で京都御所に行ったのよ。』
竹村:『先週そこの近所でサンマ食べてましたー。』
A婆が喫煙所に行ってる間に竹村の所有権はB婆に移ります。
タバコを吸い終わったA婆が帰って来たものの、
B婆の京都の思い出話を聞いて15分くらい話してると
A婆:『竹村くん!テレビで台風すごいって言ってるよ!!』
名指しで。呼ばれました。
もはや指名です。
B婆:『チッ。』
竹村:『B婆、今絶対”チッ”って言った⁉︎』
B婆:『?』
竹村(心):『耳遠いフリ⁉︎』
その後B婆の場所からA婆の元に移動して雑談をするも
今度はB婆が「こっちに戻ってこい視線」を送ってくるわけです。
竹(心):『おいおい、これ…もしかして…』
B婆:『わたしものなんだからね!!』
A婆:『なによ⁉︎わたしたち幼なじみなんだから!(避難所で先にあった)』
竹(心):『モテ期いらん所で消費してもうたーーーー!!!!!!』
映画だと、土屋太鳳が出てきそうな勢いです。
ーー
竹:『すんません。寝ます。』
竹村はもう寝ることにしました。
すでに23時半を超えてだんだん風による物音も強くなってきてます。
そっから数十分後…
停電しました。
竹:『寝よ』
ほなほな
『さあ!竹村のあしたはどっちだ⁉︎』
コメントを残す