ファールボールが飛んできた話

そろそろ夏も終盤ですね

甲子園が今日終わりました
最近ずっと作業中などにラジオで聴いてた生活も
明日からはなくなってしまうと思ったら少し悲しい気もします。

今年は数年ぶりに来場人数を制限していないということで
1回だけ電車に乗って野球観戦に行ってきました。

ちなみにコロナ前（清宮君の時くらい）とかは高校野球人気がそれももう半端ではなくて
球場の行列に夜から朝まで並んでても内野席が取れなかったり
もう野球観戦より待機の時間の方が多い精神力が必要な内容となっておりましたが

今年はネット予約になったので始発に乗ったり深夜に並ばずに
コメダ珈琲の中でチケットを獲得しました
なんて平和な世界でしょうか。

朝起きました。そして着きました。

推しの近江も残ってました

行ったのは準々決勝。

ここまで勝ち上がってきてるチームはどこも勢いがあるので
それが4試合も観れるとってもお得な日。

この日は8時から試合開始なのですが
ぎりぎり雨模様で30分ほど試合が遅くなるとのことで

とりあえず甲子園駅に到着して
吹奏楽部のチューニングの音を聞いて入り口の写真を撮ってから
おにぎりと水をスーパーで買う作業に入ります。

最近オムライスの評価が個人的に高まっているので
オムライスおにぎりを3個も買いました。

やたらと詳しい男の子

きれいな光景が広がる

スマホに入っているチケットをスタッフさんに見せて入場すると
既に天候が良くなった状態で試合前のノックを受けてました。

平日の朝やのに席もいっぱいになっており
指定席の番号に座っていると、途中から左側に親子（小学生）が
ちょっと後から右側には3人組大学生が座ります。

そうこうしている間に試合が始まりました。

指定席なので仮に隣がカップルで関係ない話とかされると嫌だなと思っていたのですが
左側の小学生男子はやたら高校野球に詳しく、地方大会の話やこれまでの勝ち上がりの話をお父さんとしています。

この子の聞こえるので「解説さんが左にいるのはいいことだ」と思いながら試合を眺めます。
それにしてもこの子「お父さん！岩瀬の息子！岩瀬の息子！！」
って一体何歳やねん。

大学生のダイレクトキャッチ

2試合目
オムライスおにぎりをもしゃもしゃ食べながら
推しの近江高校の試合をみていると…

偶然にもファールボールが飛んできました。

竹：（うぉっ！！！）

と心の中で思った時には微妙にボールは逸れて
2つ右隣の大学生がダイレクトキャッチ。

ボールを取るのって珍しく難しいことなのでその瞬間周りの人が拍手でその子を称えます。
3万人くらいいる観客の中でボールが飛んでくる確率って一体どれくらいなのでしょうか
早速その子と他２人の友達はボールと一緒に写真を撮っています。

その大学生が「野球やってて唯一よかったわ〜」と少し恥ずかそうに友達同士と笑ってました。

なんか嬉しかったこと

そんなこんなで
この日近江高校が勝ったり、大阪桐蔭が負けたり、いろいろ楽しい野球観戦でしたが

帰りの電車で飛んできたボールのことを考えていると

今の大学生って高校生の時にコロナで高校野球が中止になった世代の可能性がそこそこあって
ファールボールが飛んできて甲子園の一部分でも湧いたのは
1人の人生が報われた気がして
「自分じゃなくて２つ隣の子でよかったー」と思ったりしながら帰路を目指すのでした。

ちなみに…この日竹村は1人だったので
感嘆の声は出すものの意味のある言葉は特に発することなく生きてました。

ほなほな

『さぁ!竹村のあしたはどっちだ!?』