何かあったときって部屋がぐちゃぐちゃになるよね。
私竹村は運命のいたずらもあり、ここ数年で何回もお引越しをくりかえしておりまして
毎度引っ越すたびに「なんでこんなに生きているだけでモノが増えていくんだろう…」と頭を抱えることを繰り返しております。
お察しの通り、自分はお部屋が常に綺麗なタイプではありません。
ゴミの日とかになると一応部屋に散乱した沢山のペットボトルや缶をかき集めていきます。
一応捨てはするのですが整理整頓されているお部屋とはとても言えず
月1回開催予定だったパーティーも最近ではすることな無くなってしまいました。
(裏目的で人が来るから掃除するということもあるのですが)
特に何か嫌なことが立て続けで発生したときなんかは酷いものです。
気が付いたら竹村部屋はゴミできらめく世界が僕たちを拒んでも状態まで
進化することも稀にあります。
竹村部屋がゴミが崩壊寸前まで、追い込まれたとしたら。
そこからの現状復帰には相当な気合いを要します。
ときには途中で怠惰という魔が差してコテッと布団に転がることもあるし、
気が付いたら何故か机の上にあるフリーペーパーを読んじゃうこともあります。
”もう自分じゃ、どうしようもない…”
そんな闇堕ち寸前のときに、頼ってる救世主がいるんです。
部屋が崩壊しても自分にはヒーロー(救世主)がいる
このバチェラーの続編で出てきそうな好青年は大森君といって、
竹村が掃除で絶望してときにお掃除を手伝ってくれた
(というかもう請け負ってくれた)
京都市内でお掃除を個人的に受注を受けるお掃除ボーイです。
これは推定ですが、普通の人間の3倍以上の効率でお掃除をやってくれるヒーローです。
初めて大森君にお願いしたときは
竹村が北山のゲストハウスに住んでいた頃なのですが
劇的ビフォーアフターの匠が入ったのかな?と思うくらいお風呂・シャワー・廊下…
もうありとあらゆる所が半日で綺麗になったのを覚えています。
今日はこの大森君のことについてインタビューしたので、取り上げていきたいと思います。
ブランドバックと移動する竹村商店Tシャツを比べてしまった大森君
お掃除を仕事にしたきっかけは?
竹村:「今日はよろしくお願いします。相変わらず自分よりも若く見えるよね」
大森くん:「全然一緒みたいなもんだし」
(当初年齢がわからずタメ語で話してたら、相手の方が年上だったパターン)
竹村:「お掃除稼業っていつ始めたんです?」
大森くん:「2014年ごろに大阪から京都に引越した時に住んだシェアハウスが全ての始まりかな…」
大森くんは少し遠い目をしながら、お掃除のきっかけを話してくれました。
シェアハウスの中にある『開かずの押入れ…』
大森くんは少しずつ口を開きます…
「シェアハウスお結び庵」という所に京都市内に住み始めたこと…
入居したときに説明された先住民から受け継がれている
『開けてはいけない所』の紹介をされたこと…
竹村:「なんか少し怖いね。確か大森君のシェアハウスって沢山占い師住んでたよね?」
大森くん:「うん」
竹村:「怖いよ。」
ついに開ける…開かずの押入れ
押入れの中身を見るとそこには、先住民たちが置き去りにしていた物品が沢山詰まっていました。
ダンボールが腐敗して色んな生物が同居してるくらいのゴミ屋敷になっていたそうです。
竹村:「新しい生き物展かな」
大森:「……。でもここで、初めてお掃除スキルを一般に活用することになったんだよね」
大森くん:「元々お掃除ってプライペートな領域だと思っていたけど、
そこで初めてシェアハウスというある種共同な部分の
お掃除をすることで役立てることに気がついたって訳。」
竹:「(悟ったね。)」
シェアハウスに平和が戻る
大森君はその後
・開かずのお押入れ
・リビング
・キッチン
と次々に綺麗にしていきました。
お結び庵でパーティした時に来たある人がくしゃみが止まらなくなることもあったそうでしたが
元シェアハウスメンバー及び関係者が「あのお結び庵を綺麗にしたやつがいるぞ!!」とお掃除デビュー戦を飾りました。
結果的にシェアハウスに人が集まったり、パーティーをする回数も格段に増えたそうです。
大森くん:「綺麗にしたら、その場所のポテンシャルが発揮されて場所がよくなるのがいいよね」
①綺麗になる
②場所が活用できる
③住んでる人にいいことがある
大森くんは更に人柄もいいので、口コミで依頼がちょくちょく入るようになりました。
竹村:「そのシェアハウスはまだ残ってるの?」
大森くん:「うん。検索したら出てくるはずだよ」
(ちなみに占い師の一人は今モロッコにいます)
印象に残ってるお掃除先は?
今回色々お掃除してきた中で印象的な所を聞いてみることにしました。
大森くん:「お掃除するときって”いるモノ”と”いらないモノ”をどんどん分けていくよね」
竹村:「断捨離しないと片付かないもんね」
大森くん:「依頼者さんに確認してもらいながら、選別していくんだけれどさ…」
大森:「ハープを捨てるって人がいまして」
竹村:「チャーン‼︎‼︎‼︎⁉︎」
「イクラちゃん」のセリフから学ぶ、ケンカを乗り越えるための一言7パターンはこちら
どうすんの?そんなデカくて重い楽器⁉︎
持ち主さんも愛着があるものの、もう演奏をすることがない埃まみれになったハープ。
思い出があるものをクリーンセンターで燃やすのも悲しいということで
どうすることも出来ずにずっと倉庫に入れていたそう…
竹村:「これはさすがに掃除とかの範疇を超える物品やんね、どうしたの?」
大森くん:「SNSで”ハープ入りませんか?”って投稿したんだよね。ダメ元で」
竹村:「ハープ売りの男子!!!!!」
どうなったのか…?
お客さまのなかで「ハープ」欲しい人おりますかー?
大森くん:「それが思いのほか反響がありまして」
竹村:「あるんかい」
大森:「実際に演奏できる人に渡ったんだよね」
竹村:「奏でられるんかい」
何人も欲しい人がコメント欄で見つかったのですが、
なんせ大きな楽器でもあるので宇治の女の子の元にハープは届けれられました。
大森:「まさかこんなことになるとは思ってもいなかったよね」
大森君はこの経験から”お掃除の可能性”について改めて感じたようです。
といいますのも。
奇跡のバランス感
大森:「ハープの件から、この図式がもし作れたら面白いと気が付いたんだよね」
竹村:「捨てる側からしたら、既に不必要品なわけだから大森君に渡しても一緒なわけね!」
廃品回収は回収しかしない、掃除屋さんは清掃しかしない…
大森君はもしハイブリットになれれば、得意なお掃除でお仕事をしつつも物品や徳を積んでいけるかもしれない
ということに「お掃除することの伸び代」を話してくれました。
竹村:「ふむふむ。確かに数年やってたら凄い物見つかりそうやんね!!」
大森:「そうそう!」
お掃除して欲しい人はぜひ!!
人と物の一期一会を感じることができるということで、
お掃除はお金だけじゃなくて「物とサービス交換」も受けてるらしいので、
御用の方は大森くんにぜひぜひ連絡してみてはいかがでしょうか?
(ホント風呂場とか超絶綺麗になるので!!!)
竹村:「大森君さ…掃除ついでに今度引き取ってもらいものが家にあるんだけどさ…」
大森:「なになに?大抵のものは大丈夫だよ!!!」
竹村:「捨てるに捨てられない、竹村等身大パネルを…」
大森:「いや、それはさすがに無理。」
(よく分からん人は過去記事をご覧ください)
竹村パネル:(い…生き残った…)
大森君!ありがとうございました!!!
ほなほな
『さぁ!竹村のあしたはどっちだ⁉︎』
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